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5月, 2020の投稿を表示しています

Slide (スライド)

前回の  Ímar  からのいもづるで見つけたバンド。 Spotify のアーティストのページには、アーティスト自身が作ったプレイリストも載せられるようになっていて、 Ímar の "Imar On The Road" というプレイリストにあったバンドの一つが Slide  です。 4/4拍子の Reel (リール)や6/8拍子の Jig (ジグ)など、アイリッシュ・フォークには曲の種類がいくつかあって、その中の一つに12/8拍子の Slide というのがあるんですが、バンドの名前はそこから取ったもののようです。音楽の種類をバンド名にしてしまうというのはどうかな? という気がするんですが(日本で言うと、バンド名を「河内音頭」にしちゃう感じ?)、 Slide 以外の曲も全然演奏します。 楽器 編成は コンサーティーナ、フィドル、ブズーキ、アイリッシュ・フルート/バウロン/ピアノ、という感じの4人(+後から参加した ギター/バウロンの Dave Curley)。 特に好きな曲がこれ。 イントロのピアノの美しさに引き込まれます。 それからこれ。 癒しというよりも、人生に慰めを与えてくれるメロディー。 Slide の曲は、スピーカでだと何かガチャガチャして聴こえるので、イヤホンやヘッドホンの方が聴いた方が良いような気がします。

Ímar (イーマー)

Spotify はアーティストのページに「ファンのお気に入り」というメニューがあって、そのアーティストをフォローしている人が、別にどんなアーティストをフォローする傾向があるか見れます。 O'jizo  のだとほとんど日本人のバンドなんですが、なぜか一個だけ入ってた外国のバンドが  Ímar  です。 で、初めて聴いたのがこの曲でしたが、たまげましたね。 アコースティック・バンドなのに、このテクノっぽい冷たい音はなんだろう。ブズーキとコンサーティーナとイリアン・パイプスでユニゾンすると、こんな音になるんだろうか。キーボードとかコンピュータで出してる音はどれぐらい入ってるのかしら。バウロンやブズーキも、かなり存在感があります。 因みに、Ímar というのはアイルランドのバイキングの王様の名前らしいですが、メンバーはスコットランドのグラスゴーに住んでいて、アイルランドの出身者は一人だけとのこと。 楽器 編成は、バウロン、ブズーキ、コンサーティーナ、イリアン・パイプス、フィドルの5人。ギター持ってる動画とかもある。

Star of the County Down (スター・オブ・ザ・カウンティ・ダウン)

伝統的な曲の楽しみの一つは、色々なアレンジを聴きくらべることだと思います。あまり歌のついた曲は聴かないのですが、 Star of the County Down は例外的に好きです。 むさくるしい男達バージョン。 ピアノ伴奏。歌声で歌い上げる。脳内イメージはモノクロ。 やさぐれてロックなやつ。 男前。Spotify の公式プレイリスト "Irish Fork - Ballads" のチョイス。ゲームのサントラから(!)。

Michael McGoldrick (マイケル・マクゴールドリック)

という経緯で、私の Spotify 音楽いもづる生活が始まったわけです。 で、次に見つけたのが Michael McGoldrick  のこの曲。 アイリッシュ・フルートにタブラ! もう何でもありだな。。。 でも、パタパタいう感じがバウロンに似てなくもないので、こういうのもありです。 Michael McGoldrick は Flook  の初期メンバーで、 楽器 はアイリッシュ・フルート/ホイッスル/イリアン・パイプス。作曲もする。 後半の Trip to Herve's も彼の作曲。のびのびとした良い曲です。 追記(2020.12.29): Road to Errogie  とすごく似ているので、今まで同じ曲( Tune )だと勘違いしてました。 このアレンジの最初に入っているケチャみたいなボイス・パーカッションは、コナッコル(konnakol)っていうインドのものみたい(詳しいことはしらんけど)。 それにしても、アイリッシュ・フォークとかとインド音楽は不思議と相性がいい気がする。

Flook (フルック)

2016年以降はCD期というか、今まで書いたバンドに加えて、Altan (アルタン)なんかのCDも買ったりして、しばらくアイリッシュ・フォークばっかり聴く時期になりました。 その後、 錦糸町の盆踊り を見に行ったのがきっかけで、河内音頭というか 河内屋菊水丸 の(小節が効いているというより)小節まみれのに声にどハマりし、弾丸で大阪の盆踊りを見に行ったりしてしまうようになり、しばらくアイリッシュ・フォークから離れていました。 さらに月日は流れて2018年の初めごろ、どんなきっかけか忘れましたが Spotify を使うようになり、そこで出会ったのが  Flook  です。 それまでCDで聴いていたバンドは、色々個性はあると言っても The Bothy Band の延長にあるもののように感じていましたが、 Flook のこの曲は全く別物だったので衝撃を受けました。 Flook のメンバーは北アイルランドとイングランド(ということは所謂イギリス)の出身で、国としてのアイルランドの人はいないようです。 楽器 編成は、ホイッスル/アイリッシュ・フルート、(アイリッシュじゃない)フルート/アコーディオン、ギター、バウロン、の4人。笛が2本あるというのと、Brian Finnegan の笛と John Joe Kelly のバウロンの超絶技巧(だと思う。演奏しないので知らんけど)が印象的。 勢いで2018年の来日公演(東京)にも行ってしまい、 Sarah Allen の一本足奏法(難しいとは思うけどそんなに見栄えはしない)も見ました。 John Joe Kelly がバウロンのソロで5~10分ぐらい演奏してたのは凄かった。日本のアイリッシュ・フォークのファンはクラシックから流れて来た人が多いのか、客席がかなり行儀よくしていたのでメンバーは戸惑っていたようでした。他の国だともっとウェーイな感じになるんだと思う。

Dervish (ダーヴィッシュ)

前回、 O'Jizo について書きましたが、その中心メンバー(リーダー?)の豊田さんがアイリッシュ・フォークを始めるきっかけになったバンドが  Dervish  なんだそうで。 因みに、Dervish というのはスーフィーの修道僧のことらしく、ちっともアイルランドな名前ではありません。綴りはちょっと違いますが、 ダルビッシュ (Darvish) 投手の名前もこれです(名前がそうなだけで、本人はムスリム(ましてやスーフィー)ではないらしい)。 メンバーの入れ替えはあったみたいですが、 楽器 編成はだいたい、アコーディオン、アイリッシュ・フルート/ホイッスル、マンドリン、ブズーキ/ギター、ボーカル/バウロン、フィドル、という感じ。(同時に鳴ってると特に)ブズーキとマンドリンを聴き分けられないんですが、複弦がザンザン鳴ってると「 Dervish だなー」と思います。 The Bothy Band  がややモサッとしていたのに比べると、どの曲もシュッとしていてかっこいい。 (たぶん)ゲール語の歌も。 これはライブ音源なので、CD版だと直前にちょとしたゲール語講座が入っていたりします。

O'Jizo (オジゾー)

翌2016年、今度はセントパトリックスデーパレードではなく、(以降、例年の楽しみになった)緑のビールを飲むのが目的で アイラブアイルランド・フェスティバル に行きました。そこで出会ったのが  O'Jizo  という日本人のバンドです。このことがなかったら、アイリッシュ・フォークも、ガムランとかフォルクローレとかと同じように、たまに聴く好きな民族音楽の1ジャンルにとどまっていたかもしれません。 このとき  The Bothy Band  以外のバンドのアイリッシュ・フォークを聞きたいと思っていて、2枚のCDを買いました。1枚はCD販売コーナーの方のお勧めで買った、Dervish の ベストアルバム (Decade) 。 もう1枚が、O'Jizo の  Highlight  です。もし、アイリッシュ・フォークでどのアルバムが一番好きかと聞かれたら、私はいまだにこれと答えます(Spotify で聴けないのが非常に残念です)。 当日、O'Jizo はメインステージでの演奏もありましたが、たしかそれが終わってから、会場内の小さな演奏コーナーでの演奏がありました。そこで聞いた Si Bheag Si Mhor が非常にやさしく美しくて感動したので、CDを買ったわけです。以下は、CDに入っていたリーフレットに書いてあったこと。 日本でなぜ日本人がアイルランドの伝統音楽を演奏するのかという根本的な問題に関わりますが、自分はアイルランドの音楽をアイルランド人のように流暢に弾きたいとは思っていません。それだけならばアイルランド人を連れてきた方がよほど早いでしょう。むしろアイルランド人に弾けないような面白い音楽としてアイルランドの音楽を演奏したいのです。 (豊田耕三「これからアイルランド音楽を始めるあなたに」) ここでは、クラシックを含む日本の音楽環境で育った人間がアイルランドの音楽を演奏することで、「本場」のものとはまた違った魅力のある音楽が生まれる、ということを言っています。O'Jizo の音楽は、なんというか「日本っぽい」ので、耳にすんなり入ってきます。アイリッシュ・フォークはもともと日本人にも耳なじみが良い(聞いたことはないけど懐かしい感じがする)曲が多いと思いますが、それが...